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サッポロホールディングスは三十日、外資系のモルガン・スタンレー証券と不動産事業で資本・業務提携すると発表した。飲料事業では日本の投資会社「クレセント・アジア」と提携。サッポロは主力の不動産事業を強化する一方、不振の子会社サッポロ飲料のテコ入れを図る。また、二○一六年十二月期の連結売上高を○七年十二月期の一・三倍の六千億円とする新経営構想も発表した。
サッポロに対しては筆頭株主の米系投資ファンド、スティール・パートナーズ・ジャパン・ストラテジック・ファンドが買収を提案しており、新たな事業計画にはスティールをけん制する狙いもあるとみられる。
モルガンとの提携ではサッポロの不動産子会社が所有、運営する複合施設「恵比寿ガーデンプレイス」の不動産の15%を来年六月末までにモルガン側に五百億円で譲渡。モルガンはサッポロの発行済み株式の1%程度を保有しているが、年内にさらに約1・5%(議決権ベース)を取得、来年六月末までに約5%(同)に高める。両社で首都圏や札幌の新規物件を開発するほか、サッポロファクトリー(札幌)など大型施設の魅力づくりを進め、収益性を高める。
飲料事業では、食品会社の再建などで実績のあるクレセント側がサッポロ飲料に役員を派遣、同社が発行する新株予約権付き社債約三十八億円を引き受ける。クレセントのノウハウを活用し、苦戦するサッポロ飲料の立て直しに向けた具体的戦略も年内に策定する。
サッポロホールディングスの村上隆男社長は記者会見で「事業をスピーディーかつ大規模に構築するため、有力パートナーとの戦略的提携を進める」と述べた。
新経営構想では高級ビール「エビス」など高付加価値の商品に注力、新たにアジア地区で酒類・飲料の展開を進める。不動産や飲料の提携効果などで一六年十二月期の連結営業利益は、○七年十二月期の三・四倍の四百二十五億円(各事業の単純合算ベース)を見込む
北海道新聞より引用
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